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「黄泉の世界にも我が領土を広げるためである。まだ幼いが王子も生まれた。どうにもならぬ病も死ねば解決。決して謀られたわけではない」 ―― 古代の王
「死後の世界でもお世話してこいって。問答無用でした」 ―― 古代の王の従者
「いや、暗殺には成功したんですが、そのあと後ろからざっくりやられちゃって。酷くないですか?」 ―― 唆された実行者
「先王の祟りですよ。あんな酷い飢饉、他に考えられない。え、犯人?王子はまだ赤ん坊だし、大臣とかじゃないですかね。本当にいい迷惑ですよ」 ―― 一般の国民
「…(まだ言葉覚えてもいねえうちに殺すか、普通…。王子だっつうから期待してたってのに。ああもう、今回はハズレだ!次いくぞ次。生まれ直し!)」 ―― 古代の王子
「や、インタビューとか、ちょっと…。急いでるんで。あ、カメラやめて。カメラだめです」 古代の王の弟
「ノーコメントで。通してください、急いでるんで。ちょ、迷惑ですから。やめて。カメラやめなさい!」 ―― 古代の王の弟の妃
「ま、けじめ、ですかな。国のためとはいえ罪は罪ですから。いや、しかし焼死はさすがに熱いですな。あれはいけません。死ぬほど熱い。誰か道連れにするなどやむをえない理由があるなら別として、自害なら眠り薬と毒薬とか楽なのをおすすめしますよ」 ―― 古代の王に仕えていた大臣
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