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「ふむ、戦車を生身で狩るカラスか‥‥それも惜しい人材よな。よかろう、一騎討ちの勝者を将軍待遇で迎え入れるよう皇帝陛下に進言しよう」
突如、稲妻が閃き、ゲリラ豪雨が降り出す。
「最強の剣豪を目指して[独り]武者修行の旅に出たんだ。願ってもないぜ、イカス!」
ポッカリと台風の目の如く、30m程度の円形にだけ、豪雨は降り注がない。
そこには、我と少年カラスが、対峙するのみ。
他は、ゲリラ豪雨に打たれながら見守っている。
「へへん。俺ぁ、晴れ男だからよ」
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