ベルグ帝国への士官

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「皇帝陛下に登用して頂きたい、二名の人材を連れて参りました」  ゲボルグが、(こぶし)(てのひら)を付け、進言する。 「名乗るが、良い」  皇帝は、肘掛けに乗せていた指を軽く動かす。 「元アイザス義勇軍隊長、ラサ・アッシュであります」 「同じく、副官のエフィに御座います」  我らも、拳と掌を付けて名乗る。
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