相棒

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 この傷を付けたのは我だが、肉体の傷は塞がっているようだ。 「約束通り、ベルグ皇帝陛下へ、将軍待遇で士官できるよう進言しよう。そこの女は何者だ?」 「私は、エフィ。アイザス義勇軍副官」  素っ気ない自己紹介に帝国軍に緊張が走る。 「オレの相棒にして戦友だ。信用してくれ」  フォローを入れておく。  心に思うは[我]、喋るは[オレ]で通している。
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