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騎士団と言っても、ただ戦っていれば良い訳ではない。 日々、書類仕事が山と積まれていく。 さばいても、さばいても、書類は増えていく。 補佐の者を置いてさばかなくては、俺が寝る間を惜しんで仕事しても、終わりは見えない。 俺の体がいくつもあればと思わなくもないが、書類仕事は苦手の分野なので、何人いてもあまり代わり映えはしないだろう。 文官補佐は派遣されてきている。 が、使える者が来ないので、交換を願い出る。 俺は決して、優秀な仕事の出来る者を望んでいる訳ではない。 ただ、仕事をする気のある者を望んでいるだけなのだ。 『団長~、今度のは何だか随分とチンマリしたのが来ましたね。』 今回派遣されてきた文官補佐は、見た目が十代前半の娘だった。 書類によれば24歳のはずだが、どう見ても子供に見え、女性らしさは皆無だった。 『あぁ、前任のジェシカちゃんはバインバインなナイスボディで、目の保養だったのに。 これからは、執務室に来る楽しみが無くなりましたよ。』 お前の目の保養の為の補佐じゃない! 俺は仕事さえしてくれれば文句はないぞ。
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