音連れ~君と僕の音ズレ~

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 それから数日後のある日、 「なんで僕が返しに行かなくちゃいけないんだよぉ~」 真守は弥羽が今日は早く帰らないといけないので、代わりに譜面台を返して来て欲しいと言われて、音楽室に向かっていた。  音楽室はアコースティックギターの音と爽子の歌声が聞こえた。真守がそれに聞き惚れながら部屋を覗くとギターの音と歌声が止まって、爽子は頭を抱えていた。  しかしその後、譜面に鉛筆で書きこんで、また演奏し始めた。爽子はすごく真剣な目で真剣に悩んでいた。それを見ていると真守は邪魔できないと思って、隣の準備室に譜面台を置いて、そっと帰った。 「情けない! 」 「しゃがますい! 」 弥羽は真守が話せなかった事をツッコんでいた。 「なんの為にやってるだか・・・とにかく今日は恵みの雨なのです」 雲一つない青天の日なのに何を言っているだと思っていると突然の雨が降りだした。
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