能力者同士の戦い2 U vs Achilles 

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ユウは人を罵倒するのが苦手なのだ。 しかも嘘が嫌いと来ている。 つまり、アキレスを罵倒するにも本当の事を言うしか無いのだ。 ユウは体中が痛んだが、力を振り絞って叫んだ。 「や・・やい!この・・鬼畜眼鏡!!貴様なんか・・『目玉のおやじ』じゃ無くて・・、『眼鏡のおやじ』だ!!」 「やめろォォォーー!!やめるんだァァァァァァーーー!!!」 「何が『紳士』だ!貴様なんか・・『浸死』(しんし。水死の事)か震死(しんし。雷にうたれて死ぬ事)すれば良いんだ!!」 「うわァァァァーーー!!!」 ははは・・。 何だこれ・・? まるでガキだな・・。 !!!!!! 『ガキ』・・? ユウは自分の思考に対して完全に切れた。 それを何故か、アキレスに言われた事だと認識した。 「俺を・・、『ガキ』と呼ぶなぁ!!この×××××××××××××!!!!」 「やめろって言ってる・・!!!」 アキレスがハッとした時は遅かった。 イージスの盾を出す暇も無かった。 ユウはアキレスの目の前にいた。 そして、アキレスの喉元を、柄の部分を口で咥えていた短剣で薙ぎ払った。 「うわあああああああああああ!!!!」 アキレスが絶叫した。 アキレスが倒れ、喉元から大量の血が飛び出ている。 「あああああ・・・。毒が・・毒がぁ!!毒が・・全身にィィィーー!!!」 アキレスの言う通り、ユウの短剣の刃先には猛毒がたっぷり塗られている。 アキレスは全身をばたつかせていたが、やがて動かなくなると全身が溶けて消えて行った。 ユウは卒業試験の時に人が溶けるのを見ているとはいえ、やはりおぞましい光景だった。 「これで、3人目・・」 ユウはその場に倒れた。 そして、思った。 今回はもう一度戦わなきゃならないんだった・・と。
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