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「うっぐぅ・・・」
少年は必死に体を動かした。
しかしあまりにも強い力で抱かれているため、
まれで動かない。
「っう・・・・」
やげて少年はつかれたのか無理に動くのをやめた。
すると心が安らぐようなぬくもりがやってきた。
(あたたかい・・・)
少年はこの誰かもわからない人の背に手をまわしかけて慌てて手を戻した。
少年にとってこの男はまるで見覚えがなかった。
それでもなんとなく想像はできた。
きっと彼が自分のご主人様の使いなのではないだろうか。
だとすれば勝手なことをシてはあとで怒られてしまう。
(おこられる・・・)
少年は言っときそのことを考えてしまうとそれからどんどん怖い想像が浮かんできて、
結局一睡もできなかった。
一睡もしてはいけないと思った。
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