怯えた犬

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その日はものすごく寒い日だった。 俺は早い時間から布団に潜り込みぬくぬくとしながら眠りについた。 そのせいか、 朝方の4時頃に目が覚めてしまい、 こんな微妙な時間に寝るわけにもいかず、 近くのコンビニにでも行くことにした。 コンビニから出て息をはぁっと吐き出してみる。 白くなった息が上に登っていく。 吐いた分だけ息を吸い込む。 「・・・さむ」 外気にさらされている耳に冷たい風があたってピリピリ痛む。 「・・・雪か・・・」 ふと上を見るとゆらゆら雪が降ってきていた。 早く帰ろう。 雪が落ちてうっすら膜を作っている地面を踏み進んだ。
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