籠女ーかごめー

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全てを聞き終えた若き僧は一人佇み、忠匡のいた場所に手を合わせ経を唱えた。 「これは……」 ふと目を開けると、そこには桔梗の花が凛として咲き誇っていた。 僧は小さい鐘をチリンチリンと鳴らし、歩を進めた。 「かーごーめ かーごーめ」    END
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