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ずうっと一緒だと。 そう思いたかった。 ....本当はいつか一人置いていかれるって分かっていた。 特に肝臓の病気で通院するようになってからは特にそうだった。 いつか会えなくなる日を恐れて焦燥感に駈られていた。 自分の全てである父がいなくなったら 私は生きていけるだろうか。 案の定 やっぱり思った通り父がなくなって心が空洞になりかけた。 壊れかけ寸前で救ってくれたのは 麻生君で。 こんなにも大切にしてくれて こんな風に言われたらもう止められない。  好きな気持ちも あなたといたい気持ちも。
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