4・子供たちの集団

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私が話している最中に、どうやら悪ガキがカンチョーを仕掛けたようだ。だが霊体である悪ガキの手はヒットすることなく、生身の体をすり抜けて私の腹から手が出たように見えたので驚いたのだ! すり抜けたと言っても、見えている私には若干だが感触はあるのだ。水中で動く時のような、なんとも言えない抵抗感が尻から腹にかけて感じる。 予想外の攻撃に驚き集中力が切れると、彼らが見えなくなっていく。急いで私はまた集中し始める。 子供たちはまだみんな笑っている。後ろを向くと、悪ガキはあれぇ?などと言いながら自分の手を見ている。む!?アレはいかん!!ダブルフィンガーではないか!! 「全員整列!!先生がた!ちゃんと並ばせて!」 先程の攻撃とダブルフィンガーに怒った私は問答無用で全員を歩道に並ばせた。 「君たちは亡くなったとは言え、やってはいけないことをしました!!いいですか!?ちゃんと聞きなさい!!」 私の怒りのオーラが伝わったらしく、全員が直立不動で怯えながら聞いている。
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