4・子供たちの集団

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私は泣きながら熱く語ってしまった。 子供たちは怯え、ガタガタと震えている。女の子は泣いている子もいる。 『はい!カンチョー男はどうなったんですか?』 一人の少年が質問してきた。 「もちろん人の命を奪ってしまったんだ。御家族の方達に話し、そいつは傷害致死罪で警察に逮捕された。その後はどこでどうしているか知らない」 子供たちは青くなりさらに怯えた。 「ですから、カンチョーだけはやってはいけないのです!!分かりましたか!?生まれ変わっても絶対にやってはいけません!!」 子供たちは、涙を流しながら頷いたり謝罪しながら空へと旅立った。 ……傍から見たら何も無い場所にカンチョーカンチョー叫んでいる私は怪しさ満点だろう……。 気を取り直し集中すると、引率の先生やバスの運転手はまだ残っていた。みんなお尻に手を当てている。 「……すみません、友人を思い出し熱くなってしまいました」 私が謝罪すると、みんな慰めの言葉を口にした。幽霊に慰められたのは初めてだった……。
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