キミ…………。誰?

6/6
前へ
/17ページ
次へ
しばらく樹海を散歩した。 何故だろう。 ここに来るとひどく落ち着くんだ。 腐ったような人間の跡。 動物の死体。 遺書に靴。 生い茂った木の隙間から太陽の光が射し込む。 僕はよくこの場所で昼寝をするんだ。 みんなの声が聞こえるよ。 僕は目をつむりしばらく眠りについた。 『君……誰?』 寝ている僕に誰か話かけてきた。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加