妄想

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 「俺が褒めてあげた髪を俺の許可なしに勝手に切ってんじゃねぇよ」  と言ってから、口の端を上げ、ニヤリと笑う。  キュン。  キミのその言葉とニヤリとした笑顔にボクの胸は高鳴った。  キミの迫力に負け、思わずボクは視線を下へと向け、  「は、はい…。   ごめんなさい」  と謝ってしまう。  謝るボクにキミはクスリと笑い、片手をそっとボクのあごへと添えた。  「!?」  キミの突然の行動に驚き、戸惑うボクにキミは  「お仕置きが必要だな」  とニヤリとした笑顔を浮かべながら、言う。  「!?」
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