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ーーーーーいーーーー
ーねーーーーちーーーーーーーおーーー
誰かに呼ばれている気がする。
そういえば、私どうしたんだっけ…?
だけどもう少し…もう少しだけ…
「おい!起きろって!なぁ!」
「うぅん…」
激しく揺さぶられて、まだ起きたくないという気持ちとは別に、脳は起きろと命令をする。
「おい、気が付いたか?何だってこんな所で寝てるんだよ!しかも、その格好何?それから、その横の箱みたいなのは何?」
すぐには焦点が合わず、ぼんやりと話し掛けられている言葉に耳を傾けていた。
こんな所で寝ている?
その格好?
箱みたいな物…?
一気に捲し立てられても、まだ脳は正常には働いておらず、ぼんやりと聞き流す。
段々と焦点が合ってきて、話し掛けられている人に目を向けるが違和感しかない。
ん?と小首を傾ける。
「お前大丈夫か?」
そう問われ、コクリコクリと頷く。
「あ…の、ここはどこですか?」
漸く口から出た言葉はそれだった。
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