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それから数か月経ってかかってきた祖父からの電話。
何やら遠い親戚に雛乃の話をしたら1週間程だけでも是非うちで巫女として働いてもらえないか、とのこと。
夏祭りで舞を踊る予定だった女の子がなにやら事情があって無理になってしまったそうで、そっちがメインだともいわれた。
祖父が懇意に頼んでくるものだから軽い気持ちで引き受けたのが間違いだった。
京都だと聞いていたのでプチ旅行気分で家を出たのに、まさかこんなに山奥だったとは思いもしなかった。
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