ある朝の怠惰

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そしてわが国はパワハラも大好きである。ちょっとエラくなると周りにイエスマンがならび「天皇化」しその下で「やましい空気」でなんでも決める会議が乱立する。そして現場がいくらがんばってもその上がそれでは現場は混乱し間違えた方向に進む。まさしく先の大戦で起きていた図式はわが国の伝統である。何度繰り返せば良いのかと思うがそれでも繰り返すだろうとも諦めるしかない。どっちにしろどんなに腹を立てたところでそれは響くこわが国が特別なわけでもない。特別なわけでもない。どの国も同じようにダメな国である。ではなにが運命を分かつのかというと、もうスケールを大きく考えるとただひたすら「運」ではないか、と思う……。 ……これがいつもの我が著者の愚痴である。延々とこんなことを考えてワタクシに語りかけるのでウザったらしいのである。小説書きというのは斯様に面倒くさい存在なのだ。これは働いている人々とちがい考える時間が無駄に多いせいであろう。かといって著者はまともなお勤めに行くことができぬほど蝕まれておる。
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