甘い予感

3/7
前へ
/110ページ
次へ
春がきた。桜が舞い散る。新しい気分でいっぱい。 「あすかー!」 満面の笑みでゆうきが走ってくる。 「おはよ。」 彼はわたしが好きらしい。変わった奴もいるもんだ。何回か告られたけどわたしは何度もしかも丁重にお断りしている。 「同じクラスだといいな!」 「あぁー…うん。」 「なんだよ!その露骨に嫌そうな顔は!」 「だってやだもん。」 「はぁ?なにそれ!ショックだぁー(;ω;`)」 ゆうきはわたしが友達と話してる時もひとりでいたい時も話しかけてくる。わたしにとってゆうきはただの幼なじみなのに。 「あんまりわたしに近寄らないでよ。」 「ちょ!待ってよ!なんで?」 「誤解されたらやなの!」 「えー!」 家でも学校でもずっと一緒なんだからべつにいいと思うけど。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加