受付開始です

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
本田 健(ほんだ けん) 彼はある理由で亡くなりここにいる 「本田さぁ~ん 本田健さぁ~ん 10番窓口へ来て下さぁ~い」 何で俺こんな市役所見たいな所にいるんだろ? しかも10番窓口って何だよ 呼ばれた10番窓口に行く 「本田健さんですね~ では、ここの欄とここの欄に記入してください」 何だ?この書類は?見出しが死亡確定書って何だよ 「すいません 死亡確定書って何ですか?ふざけてます」 少し俺が強い口調で聞くと窓口の係員が答える 「いえふざけてませんよ 本田さん死んでますから~ 」 何気にフットワークの軽い口調でサラッと係員が言う 「まさか?あんな事で俺が死んだとでも?」 俺が聞くと係員が答える 「はい 本当です ですから、書類申請の方を書いてくださいね」 真顔で笑顔一つ見せず答える 「もし書かなかったらどうなるのかな?」 係員に聞くと 「死神督促がやってきて拷問という名の強制労働がついて来ます」 それを聞くと何となく怖くなったので書く事にした まぁ名前は書くよね 住所と電話番号関係無いよね だって死んだのに?意味わからんが書いとくか 一通り書き終わり係員に見せると 「はぃありがとうございます しばらく時間がかかりますので、あちらのルームでお待ちください」 そう言うと、別の係員がルームに案内する 何の変哲も無い八畳間のスペースがガラッと空いてる部屋だ
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!