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本田 健(ほんだ けん)
彼はある理由で亡くなりここにいる
「本田さぁ~ん 本田健さぁ~ん 10番窓口へ来て下さぁ~い」
何で俺こんな市役所見たいな所にいるんだろ?
しかも10番窓口って何だよ
呼ばれた10番窓口に行く
「本田健さんですね~ では、ここの欄とここの欄に記入してください」
何だ?この書類は?見出しが死亡確定書って何だよ
「すいません 死亡確定書って何ですか?ふざけてます」
少し俺が強い口調で聞くと窓口の係員が答える
「いえふざけてませんよ 本田さん死んでますから~ 」
何気にフットワークの軽い口調でサラッと係員が言う
「まさか?あんな事で俺が死んだとでも?」
俺が聞くと係員が答える
「はい 本当です ですから、書類申請の方を書いてくださいね」
真顔で笑顔一つ見せず答える
「もし書かなかったらどうなるのかな?」
係員に聞くと
「死神督促がやってきて拷問という名の強制労働がついて来ます」
それを聞くと何となく怖くなったので書く事にした
まぁ名前は書くよね 住所と電話番号関係無いよね
だって死んだのに?意味わからんが書いとくか
一通り書き終わり係員に見せると
「はぃありがとうございます しばらく時間がかかりますので、あちらのルームでお待ちください」
そう言うと、別の係員がルームに案内する
何の変哲も無い八畳間のスペースがガラッと空いてる部屋だ
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