失恋なんか大したことない

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 線路の横の脇道は、ずうっと伸びている。後ろにも、前にも。それはまるで二人の歴史のようで。  達哉はこのまま手をつないで、どこまでも歩いて行きたいと思った。  さっちゃんにはまだ、この気持ちを言えないけれど。
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