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俺は、三年生。
受験勉強と忙しく、美幸と中々イチャつく事もままならない。
「たーくやくんっ♪」
「……ああ、美幸おはよう。デートはどうする?ああ、君の事好きだけど今少し忙しい」
「あ、ごめんなさい……たく…先輩」
何だ、この子少し嫌味なのか?呼び名まで変えやがって。
名門文系大学に、どうしても合格したい。
そうしたら君に苦労はさせない男になれる。
あくまで、あくまで君の為なのに全くこれだから女は。
いや、理解力の無い人間は。
だいたい、美幸は俺の進めたあの本もあの本も「趣味じゃないから」と読まなかったじゃないか。
何故、俺の気持ちが分からない。
何故真実の恋が分からない。
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