ストーカーは誰

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 「ねえ、触れてみたいと思わない?」  走って後を追いかけて、ようやく追いついくと鴻池のスーツの端をぎゅっと掴んだ。息を整えて言葉を発する前に「ごめんなさい」と君の目が真ん丸になった。  泣きそうになった君に我慢が出来なくなって、手を回すと強く口付けた。  「やっと口をきいてくたね。はじめまして、僕のストーカーさん」
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