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ガラッ
不意に扉が開き俺を見てくれている白衣を着たお兄さんの近藤先生が入ってきた
「礼人君、調子はどう?」
「前より傷も痛くないしもう大丈夫ですよ!」
「それは良かった。早ければ明後日にでも退院できるみたいだからね」
近藤先生はそう言いニコッと笑った
俺はこの先生に命を助けてもらったがこの笑顔を心の中ではあざとい、ずるい。女ったらしとボロクソに酷評している
ほんっと爽やかなイケメンだ。中村といい勝負だぜこの先生
「記憶の方はどう?」
「……そっちはさっぱりっスね」
「そうかー。そこだけが退院するにおいて僕は心配だね」
「まぁどうにかしますから大丈夫ですよ」
「君がそう言うなら大丈夫そうだな。そう言えば今誰か来てたよ?見慣れない子だったけど」
見慣れない子?誰だろうか?
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