9人が本棚に入れています
本棚に追加
ああ。やっぱり私達はどこまでも『同じ』なんだ。
心がポカポカぬくもって、
私は感極まって貰ったカードを抱き締めました。
「後はどっちが先に死ぬかだねー。
あ、一応言っておくけどズルはなしだよ!」
「わかってます。というより自殺した人の臓器は
使ってくれない気がしますし」
「いやーいざとなったら使うんじゃない?
というわけで指切りげんまんだよ」
彼女の指が私の小指を絡み取り、
身を焦がすようなぬくもりを伝えてきます。
指切りげんまん、どこか狂気が漂う約束の歌を紡ぎながら。
私は一人願っていました。
『神様。どうか私を先に殺してください』と。
最初のコメントを投稿しよう!