死からはじまる

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僕は霊…。 名前は無い。 いやあったはずなんだけど忘れてしまった。 と言うより僕は気がつけば変な世界に来ていた。 変な世界と形容するべきか雲の上にいるというか、霧に包まれたような世界。 霧に包まれていて前がよく見えないが人の姿はおぼろげながら見える。 男性、女性、あるいは動物…様々だがただ一つ言えることは半透明というべきかはっきりした姿が見えない。 視界がはっきりしないため僕はただ前を歩いた。 ここは一体どこなんだろう? その時人の声がした。 「貴方!この先に進んではいけない!」
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