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~はじめに~
こんにちは、七々扇七緒と申します。
突然ですが、「吃音」という言葉を見聞きしたことはありますか?
数年前、藤原さくらさんと、福山雅治さんが出演していたドラマで、藤原さくらさんがこの「吃音」の役を演じていたんですよね。
それで少しは認知度が高まったかな、とは思いますが…「きつおん」と読む、言語障害の一種です。「どもり」とも言われています。
吃音は、重度~軽度あり、人によって症状が異なります。
私自身は、物心ついた頃から自覚があり、幼い頃の方が症状が酷かったです。幼稚園~中学時代が、一番精神的にも辛かったですね…。
さて、吃音の症状ですが、これも様々です。
例えば、友達と学校で会って、「おはよう!」と言われたとします。
こちらも、「おはよう!」って返そうとするのですが、
1、おっ、おっ、おっ、おはよう!
2、…おーーーはよう!
3、…………〈はじめの言葉が出ない〉
上記の例、全て吃音の症状です。3の、全く言葉が出ない時、本当に辛いんですよね。国語の音読の時間は、地獄かと思い、いつも心臓をバクバクさせていました。
さて、今回何故私が吃音について書こうかと思った訳ですが、幼い頃から漠然と、
「いつか小説家になって、吃音についての本を書いて、世界中に吃音を知って貰いたい!」
と思っていたからです。
しかし、まだまだ小説家になるには力不足なもので、こちらで少しでも読んで頂き、少しでも、
「こういう人もいるんだなー」
という事だけでいいので、理解して頂けますと幸いです。
現在吃音で悩んでいる人が、少しでも生活しやすい世の中になりますように…ただただ願っております。
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