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お節介、なにか出来るわけないのに私は言葉が止まらなかった。
「酷いです!気に食わないとかそんな小さな理由で人を傷つけていいわけない!」
佳代子先輩は優しく笑って私の手を握ってくれた。そして「ありがとね」と。
「初対面の時不要な命はあるか聞いたでしょ。私不要な命はないと思ってる。
でも、その場に不要な人間は残念だけどいるらしい」
「悔しいよ!うちのクラスにも嫌がらせ受けてる子がいて、でも私、その子に何もできなくて!
佳代子先輩にまでなにも出来ない自分が悔しい!なんで私、私・・・!」
「秋葉ちゃんは優しいから今その子になにもできなくても、明日は分からない。
明後日はもっと分からない。だから自分がなにも出来ないと決めつけないで?」
「・・・はい」
「もう、泣かないの。泣いてる女の子を慰めるのはイケメンの男子て決まってるじゃん」
「し、知りませんそんなルール!」
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