エピローグ

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 その実、これはまだ、ほんの序章に過ぎなかったのだが、それは今の二人の知るよしもないことである。  この一件は、初参内の日に、筆頭合格者が皇王を暗殺しようとしたことから始まった歴史上の事件として、「花帽の乱」と、後の歴史書に記されている。
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