第五章 暗躍(続き)

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◇ 「また、箭河が、血に染まる」  ぼんやりと繰り返した秦盟の頬に、薊花の指がやさしく触れた。  薊花には、どうしようもない、秦盟の苦しみ。  できることはない。  ただ、そばにいることができるだけだ。
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