【これでいいのだ】

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【これでいいのだ】

ふかふかのベットはいいなぁ、まるで夢みたいだ。 オレは神様仕様にリフォームされた部屋で目が覚めた。 今日はまだ火曜日だ。学校にいかなきゃ。 けれど、またあいつらにいじめられると思うと過去の恐怖がよみがえる。 ぴかぴかの洗面台で顔を洗い、台所というかキッチンに行くと シンデレラ美魔女のかーちゃんがピンクのエプロンをして 朝ごはんの用意をしている。 テーブルの上には焼き立てのパンとかつやつやの目玉焼きとかフルーツとか サラダにジュースとか並べてあってすげぇいいにおいがする。 「あら、タケシちゃんおはよう。朝ごはんできてるからね、好きなだけ食べてね」  美魔女バージョンの母ちゃんはクッソ優しい。  泣ける、生まれてから一度もこんな優しい言葉かけてもらったことがねぇ。  これだけでも神様に感謝するわ。 ふいと横を見ると、いつのまにか隣にはパンクな神様もちゃっかりと座っている。 「おはようございます」 オレはおそるおそる声を掛けた。 「あい、おはよう」 てかパンクファッションの神様、どうみても動きにくそうだなぁ。 それに肩のトゲトゲが隣のオレを突き刺すんですけど。 神様はのんびりとお茶を飲みながらスポーツ新聞を読んでいる。     
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