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「はぁ……はぁ……」
あまりの快感に一気に脱力してしまい、荒く呼吸を繰り返すだけで身体が全く動かせなかった。
ああ……俺ってば、みんなの前でイッちゃったんだ……。
「体力の方は心配だけど、身体はだいぶ解れたみたいだな」
そう言って身体を撫でてくる涼介の手の感覚にすら感じてしまう。
「ん……もう、入れるから」
「山くんから?」
「珍しく積極的だと思ったら……そういうことですか」
少し呆れたような声でオキが言うと、陽愛くんはいつものようなのんびりとした声で答えた。
「年上だからな」
そして、今まで春樹に預けていた身体を真っ直ぐに起こされた。
そうなると、膝をついて腰を上げる形になるのだが足が震えてすぐに崩れそうになる。
「オキ、雪ちゃんの上半身、俺が支えようか? 高さ的に俺の方が雪ちゃん楽でしょ」
「じゃあ、任せます」
そんなやり取りの後、春樹が俺の真正面へと移動してきて俺の上半身を持ち上げた。
膝だけで身体を支える不安定な姿勢に、俺は咄嗟に春樹の両肩へと手を置いてしまう。
「うん、掴まってていいよ。なんなら抱きついてもいいからね」
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