674人が本棚に入れています
本棚に追加
なんだか、久しぶり(?)に春樹の顔を真正面から見た気がする。
こんなに……色っぽかったっけ?
そんなことを思って少し見惚れていると、急に男っぽい表情になった春樹にキスをされた。
「ん……んむ……」
その舌を無意識に受け入れていると、さっきまで指を入れられていた所に後ろから熱いものが押し付けられたのがわかった。
そして、次の瞬間、それが中を押し広げて入ってくる。
「んんっ、っああ!」
「……っ……」
痛みとあまりの圧迫感につい目の前の春樹の肩へと爪を立ててしまい、春樹が小さく呻いたのが聞こえた。
「あ……ご、ごめん……」
もしかしたら、傷になったかもしれない。
俺が謝ると、春樹は俺の頭を撫でながら笑った。
「平気だよ。山ちゃんのが入って雪ちゃんのが辛いんだから」
その言葉に俺の中に入ってきたのが陽愛くん自身なのだと理解して、急に恥ずかしくなってくる。
俺の中に……陽愛くんが……?
想像した瞬間、身体が強張り、中に入っている陽愛くん自身を締め付けてしまった。
「きつっ……雪くん、力抜いて」
少し苦しそうな陽愛くんの声が聞こえ、内側にいる存在を実感する。
だけど、力を抜くといってもどうしていいかわからない。
最初のコメントを投稿しよう!