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四人は無理!
動くに動けずに俺が固まっていると、春樹がいきなり俺の身体を抱き起こした。
「はい、雪ちゃん。身体の向き変えて~」
そして、そのままタオルの上へと押し倒すように俺の身体を仰向けにしてしまった。
俺が驚いていると、上から陽愛くんに顔を覗きこまれた。
「気持ちよかった……ありがとな、雪くん」
そう言ってチュッと唇にキスをされると、さっきまで陽愛くんと繋がっていたことを実感して恥ずかしい。
いや、俺何もしてないし、お礼を言われるようなことじゃ……それよりも、何か普段は見れない姿の陽愛くんがかっこいいというか……。
「ちょっとぉ、雪ちゃん!」
「へ……?」
陽愛くんの姿に俺が照れまくっていると、春樹が怒ったように俺の名前を呼ぶ。
「山ちゃんばっかりにメロメロになんないでよ! 俺だって、雪ちゃんのこと気持ちよくさせてあげられるんだからね」
相変わらず唐突な春樹の発言に俺が呆れかけていると、いきなり足を大きく開いて抱え上げられた。
「お、おいっ!」
慌てて抗議しようとした俺の言葉は、やっぱり唐突な春樹の行動によって遮られた。
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