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新しい刺激に、ミヒロの身体はいっそう熱くなりました。
先ほどまでのもどかしさとは違う、鮮烈な感覚は、まるで雷に打たれたようです。
「ほう、もうこのようになっているのか」
貴公子が、そこでようやく口をききました。
舌なめずりをして、悪くない、とも。
「ああ、お願いです、このようになぶらず、どうか、ひとおもいに、召し上がって、下さい」
ミヒロの懇願は、貴公子の中の何かを目覚めさせました。
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