這いよるモノ

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 驚いたミヒロは、起き上がり、足と、夜具の中を確かめましたが、そこには、濡れたモノが這った痕は残っておりませんでした。  再び思い出したように聞こえてくる雨音が、耳に痛いほど響き、ミヒロには奇妙な感覚だけが残されました。
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