私、カエルの神様です。

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そしたらね、あちこちでカエルつついた鳥が死んでるの。 そりゃそうよ。 毒ガエル大量にこさえたんだもの。 そしたらそれに鳥の神様が気が付いて、 「君はなんて酷いことするんだ!」って怒ってね。 そういいながらも鳥の神様、毒鳥を創ったわけ。 それでそれを逃がしたわけよ。 で、どうなったかって? んー、なんていうのかな、 神様界が「毒ブーム」になっちゃって、毒蛇だの毒グモだの、 魚の神様まで「俺、今度の新作に毒装備させた」だの。 創作に行き詰ってた神様たちが活気着いちゃってね。 色んな毒を持つ生き物が創られちゃったってわけ。 神様は「創造」するのがお仕事だからね。 牙や角やが流行れば付けたくなっちゃうし、 毒なんてそれこそ見た目の変化に行き詰り感じてた神様たちは「やった!」 って諸手あげて喜んだらしいわよ。 私が一番気に入ってるのは、透明シリーズ。 だって透明の鳥は創れないみたいだしね。 鳥の神様、とっても悔しがってたわ。 こんな話でよかったのかしら? 人間の皆さん、それじゃあね。
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