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「良い神にお成りなさいませ。誰もが敬愛し、信じ、崇める勁い神に。貴方様には、かつてないほどの素晴らしい神になっていただきたいのです」
ユウイを支える男の手に、力がこもった。
「どうして僕なの、誰が選んだの、」
「別に誰でも良いのです。私たちの求めるように、ただ完璧にこなしていただければ」
「そう」
ユウイは拍子木を打っていた小男が、拍子木を捨ててハンバーガー屋に走っていくのを眺めながら頷いた。
「お前の云うことを聞いていたら、本当に良い神になれるの、」
「私の申すことではありません。多くの者が、望むことです」
「そう」
ユウイはもう一度頷いた。「それならきっとそうなんだろうね」
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