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ふらつく奏風の腕を支えるようにして、お湯の降り注ぐノズルの下へ行く。
「壁に手、ついて?」
何をするか察した奏風が、上目遣いにこちらを見て、こくっと唾を飲み込む。
「……ここで……?」
「うん。兄さんと、初めてした時みたいにね」
「……っむり。俺きっと、立ってられなくなる」
むずかる奏風は、あの頃とそんなに変わらない背丈だが、自分はどんどん伸びて2人の体格差はかなり開いている。
「大丈夫だよ、奏風。俺がちゃんと支えてあげる」
言いながら、奏風の身体を後ろから抱いて、両手を掴んで壁の少し低い位置に押さえつけた。
自然と尻を後ろに突き出す形になった奏風のそこに、自分のいきり立ったものをゆるゆると擦りつける。
「……っぁ……んん……っ」
弄られ過ぎて感じやすくなっているのだろう。そこを湊音の熱でつんつんとつつかれただけで、奏風は甘やかな喘ぎ声をあげた。
「ちょっとそこの手すり、掴んでてね」
奏風の手をいったん離すと、細い腰を片手で掴む。突き出された小さな丸みの狭間には、淫靡で愛らしい秘肉が、もの欲しげに入り口をひくつかせていた。
湊音は、奏風の折れそうに細い腰を少し沈めるようにしながらがっちりと掴み、擦りつけていた熱の先端を、ひくつく窄まりに押しつけた。
「いくよ、奏風」
奏風はひゅ……っと息を飲み、受け入れやすいように両足を左右に開いて、可愛いお尻を更に突き出す。赤く色づきふくらんだ果肉がくぱっと開いて、自分の先っぽに口付けた。
そのいやらしい眺めを食い入るように見つめながら、湊音は腰をぐいっと突き入れる。
「ぁ、待って……んんぁ……っ」
湯で濡れてはいるがぬめりのないそこは、軋むように引き攣りながら、湊音の熱芯を飲み込んでいく。
思わず呻きそうになるのを歯を食いしばって堪え、湊音は息を荒らげながら少し強引に奥を目指した。
「……ぁ……ぁ……っ……ぁぅ」
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