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エピローグ ~ネヲキの神様の願い~
賽銭箱にお金を入れて願いを言う。人々はその繰り返しであった。いにしえから変わらない方法だ。ネヲキの神様はウンザリしていた。
「はあ。もういい加減にしてほしい。お金ばっかり賽銭箱に入れて。そんなお金ばかり要らぬのだ。願いをこめた私の名前になぜ誰も気付かない?“ネ”という字を“キ”に変えてくれ。私はネヲキの神だ。お金は要らん。誰かおかきの一つくらい持ってきてはくれんのか?おかきを持って来てくれたやつの願いは優先的に叶える。億万長者にでもしてやろう」
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