第一章

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挙句の果てには「恋愛相談のプロ」だの言われてしまい、正直処理しきれなくて迷惑している。 いつの間にか周りの先生達にも何故か公認になってしまっていて、あまり強く言えないし… 「あのね?私はそもそもプロでもなんでもないし、あなた…えーと?」 そう言えば名前も聞いてなかった。 「2年C組の渡辺由香里(わたなべゆかり)です!」 やはり元気溌剌に告げる。 「そう。渡辺さん。あのね?」 「由香里で大丈夫です!先生!!」 言葉を遮らないでよ、もう。
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