第4章 出会い

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第4章 出会い

確かにキョウコの言う通りモテそうな雰囲気がする。イケメンだし身長高いし話は楽しいしね。でも私は帰りたい。雨が降る前に帰りたい。。 しかしこのテツ君の隣に座ってるボサボサ頭のやつは何だ!?空回り感がすごい。名前何だったけな(笑)確かサッカー部って言ってたっけ? まぁ私はあくまで数合わせだし適当に話合わせとけばいいんだけどね。 もう20時じゃん、、疲れて来たなぁ。などと時計を気にしているとボサボサ頭の子が話しかけてきた。 カナちゃんは彼氏いるの? え、いないよ。 そーなんだ!どんな子がタイプ?? うーん、特にタイプとかないよ。 じゃあさ、友達になろうよ! 、、 あー、だんだんめんどくさくなってきたなー、、 サッカーでハットトリックとったらねー じゃあ今度応援きてよねー しまった、適当に答え過ぎて墓穴パターン!! 連絡するから連絡先教えてよー あーあ、まぁいっか連絡先くらい。 じゃあそろそろお開きにしますか!とテツ君が言い出した。やっと解放だ! 表にでると、予報通りの雨模様。傘忘れたし。 まぁ駅近いしキョウコに入れてもらおう。 傘つかいなよ! そう言って差し出してきたのはボサボサ君である。 キョウコに入れてもらうから大丈夫だよ!ありがとう! いいからいいから! いや、ほんと大丈夫!ありがとう! 家に傘いっぱいあるし返さなくていいからね! おーい、ハルト!!行くぞー!遠くの方でテツ君がボサボサ頭=ハルト君を呼んでいた。 待ってくれよー!! そう言ってハルト君は走り去っていった、、、
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