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「一つずつ質問するから、わかる範囲で答えてくれる?」  役所の人みたいな清潔感のある男性だ。彼は私の目を見て話す。優しい雰囲気を持った人だ。 「教えてくれませんか」  私はたまらず質問していた。 「ここに来れば全て解決すると聞いて来ました。私は主人公ではない。ただの脇役です。それでも、解決出来るんですか?」 「うん、出来るよ。物語を終わらせる方法はあるんだよ」  あっさりと男性が言う。その当たり前といった雰囲気に、少し安心してしまった。 「必ずしもそれが最善とは限らない。最後は君がどうしたいかによるよ」
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