レトロな建屋

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(確かこの辺りだっと…) (おい!大丈夫か?) (ああぁ!ありました こっ?あれ?) その喫茶店は廃虚になってて 木は生い茂り 駐車場だった所から 針金みたいなので柵がしてあった (え!!!僕は確かに此処に車を停めて中に入ったんですよ…) (夢見てたんじゃないの?) Sさんが柵を乗り越え割れたガラス窓から中を覗いてました (ワアアア) 後退りするSさん (ど どうしたんですか?) (おい!見てみろ 中を) 僕は恐る恐る中を覗きこんだ (あ!!!かっ 金 僕が渡したお金が…) (おい!写せ カメラ持ってこい) (そこで何してるんだ!) 振り返ると パトロール中のおまわりさんがいた (あ!イヤ その 中がどうなってるのかと) (此処は昔から廃虚になってる 中は何もない 最近不審火があるから さっ帰って!) (おまわりさん ちょ!中を見て貰えますか?) Sさんが 割れた窓に指を向けた (ん?何もないじゃないか …) (レジの横にお金があるでしょ?) (ああ!それが?) (この建屋 いつから廃虚になったのかなってるのかな? かなり昔のような感じが… でもお金は今の1000札だし 500円玉二枚って) (誰かがいれたんだろ ) (どうやって?) (知らないよ さぁ帰らないと署まで来てもらうよ) (分かりましたよ 帰ります) パトカーが行ったのを 見計らって写真を撮った 外周りと中を… 車に戻り確認すると 確かに僕が渡したお金だった 不思議だ 僕はタイムスリップしたのだろうか…
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