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それから、二年の月日が立った。
その間、父が癌で他界した。
私は、仕事に没頭した。
そこで、20も年下の男の子に、恋をした。
だけど、「もう、恋はしない。それに職場恋愛なんて問答無用」
この片思い、絶対にバレてはいけないとひた隠しにした。
「どうせ、こんなおばさん相手にしないはず」
そうやって、自分に言い聞かせた。
「恋はしない。恋はしない」
益々、仕事に没頭した。
そんな仕事も、二年で終わった。
というのも、元々契約職員で、会社の合併とやらで、全契約職員が雇い止めを言い渡されたのだ。
それも、三日前に。
私は、あわてて仕事を探した。仕事は、意外とすんなり決まった。
しかし、これが悪夢の始まりだった。
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