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「おまたせ。」
その時遥か上から声が降りかかった。
その声は地鳴りの様な
誰もが凍りつくような低くて冷たい声だった。
「……えっと。」
私、誰とも待ち合わせなんてしてない。
「コイツら知り合い?」
「え、あの…私!」
「知り合いなの?」
見上げた上に居た人は、
私より遥かに大きくてどす黒いオーラが酷い。
見たことも感じたこともないような
威圧感に体がぶるぶると震える。
「し…知ら、ないです!」
「って言ってるけど?」
私の腕を引っ張っていた張本人は、
もっともチビる勢いで慄いて私から手を離した。
「…スイマセンっっ!!!」
逃げていく背中が物凄く小さく感じる。
それは、目の前居る男のせいなのだが。
ってか!
この状況どうしたら良いの!?
ありがとうございましたー。
だけ言ってって逃げるべき!?
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