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――そして俺は3年生になり、担任の沖田聖子先生から進路指導が入る。
「龍熊君、教室に残って。進路について話そう」
「ついに来たか~」
聖子先生と2人で話し合う。
「龍熊君、将来どうするの?」
「ニートです」
「はぁ!? 薄々感付いてたけど、働く気ないの? 働かなきゃ生活出来ないよ?」
「父が働いてますし、祖父母4人も年金を貰って生きてますし」
「健在な内はそれでもいいけど、親やお祖父さんお祖母さんはいつまでも援助出来ないよ」
「そしたら、生活保護で」
「はあ~、私の指導法が悪かったのかしら」
「保育園から中学生まで対価のない労働をしていましたから」
「それって、柔道の事?」
「幼少期から苦痛でしたから。三つ子の魂百まで……遣い方合ってる?」
「はあ~、全く……」
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