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「綾人、お父さんでたからお風呂入りなさい。」
「今、調べもんしてるから無理!」
「お母さん、私先に入る!」
「早く入っちゃって!」
「はぁい!お兄ちゃん、何調べてんの?」
「別に。それよりお前の中学でなんか怖い遊び流行ってないか?黄泉遊びとか。」
「何それ?知らないよ。」
「俺らの間では流行ってるんだよ。その遊びをすると死者と会話ができるんだって。」
「お兄ちゃんそれ信じてるの?私よりも年上のくせに。」
「うるせぇな!信じてる訳ねぇだろ。早く風呂入ってこい。」
「わかった。それより昨日貸した鏡返して!」
「あぁ、あれ今日も使うから。」
「なんでよ!お兄ちゃん男の子なんだから手鏡なんていらないでしょ?」
「鼻毛抜くのにちょうどいいんだよ。身だしなみは男も女も関係なく整えるもんだろ!明日学校でお兄ちゃんが鼻毛出ててからかわれてもいいのか?」
「っう、やだけど…もう、明日絶対返してよ!」
「わかったよ。」
妹はあまり納得していなかったけどお風呂へと向かった。
俺は黄泉遊びについてまた調べ始めた。
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