第7章 友達

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突然だが、彼女の話をしたいと思う。 以前少し話したが、彼女はとにかく優しく、いつも笑っている。その笑顔につられてなんだが、いつのまにか私まで笑っていた。それほど素敵な笑顔を持つ。クラスは違うものの、塾が同じなのでそこでよく話す。 ある日、いつものように塾に行き、授業を受け、休み時間になった。そろそろあつくなり、彼女は半袖を着ていた。とても新鮮味があると同時に青い服は白い肌に映えていた。彼女と話していると、手首に無数の線が刻み込まれていた。一つではなく、数えきれないほど、生きた(リスカ)が刻んであった。私は驚いてしまった。こんな完璧な彼女が、なんで?でも、きっと彼女を苦しめている原因はこれなのではないか?謎に期待され、みんなの(プレッシャー)が彼女をこうしてしまったのだろう。彼女は一生懸命生きているのに、その頑張りなんか見ないで、また更なる(プレッシャー)を与え、この悪循環は止まらない。ゴールのない迷路を彼女は走って、走って、走って、誰の手も借りずでも、まだ悩んでるんだと思う。 私は彼女の力になれるだろうか? 彼女のように声をかけられるのであろうか? でも、出来るならなりたい。彼女の味方に。 彼女は私を認めてくれるのだろうか? 友達と。
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