第8章 過去と友達と私と

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第8章 過去と友達と私と

母は昔言った。「友達っていうのは作るものじゃないの。いつの間にか、ふと気がつくと友達になっているものなの。覚えておきなさい。」 そう。私は思い返してみた。今まで「私たち親友」だとか、「ずっと一緒」とかを言っていたが。果たしていたのだろうか。いつの時だか、母に「貴方は一生できないよ。親友。」と言われた。私が「いるよ。みんな優しいし、楽しいし。」「うん、貴方には出来ない。今のままじゃ。貴方は何処か貴方じゃなくて、何処か今にいない」そういわれた。
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